こんにちは!膣の悩みを解決する膣向上委員会®の増田です。
ふと、自分のおりもののにおいが気になってしまってお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
あまり気軽に相談できなかったり、打ち明けるのに勇気が必要だったりと、お困りの方も多いのがにおいのお悩みです。
おりものに関するにおいの問題は、日々のケアに加えデリケートゾーンや膣内のトラブルがないか確認することをおすすめします。
今回は、おりもののにおいの原因とケア方法について解説します。
おりものとは?
おりものとは、一言でいうと「老廃物」です。
子宮や膣の分泌物だったり古い細胞のほか、汗腺などから出た分泌物などが混ざり合った粘性の液体です。
下着の汚れやにおいを気にして、ネガティブなイメージを持たれている方も多いですが、実は体にとって良い働きをしてくれています。
おりものは膣の自浄作用で、細菌が膣内に入ることを防いでくれたり、雑菌の繁殖を抑えたりしてくれます。また膣の保湿をしてる役割もあります。
おりものがにおう原因
女性のデリケートゾーンのお悩みのなかで、かゆみの次に挙がるのが「におい」です。
おりものは無臭のこともありますが、正常な状態でもヨーグルトのような酸っぱいにおいがするので、心配し過ぎる必要はありません。
ただし、チーズや食べ物が腐ったようなにおいや、普段と違う嫌なにおいが強く出ている場合は、医師に相談したり対策をすることをおすすめします。
おりもののにおいの原因は大きく分けて、「残った汚れ」と「体臭」、「感染」の3つです。
においに関するお悩みはなかなか人に相談できなくて、そのまま放置してしまう、なんて方もいらっしゃるのですが、ときには大きなトラブルに発展してしまう可能性もあります。
それぞれの原因について、解説していきます。
雑菌の増殖が原因のにおい
においが特に気になるときには、雑菌の増殖が考えられます。
おりものと月経時の経血や汗、皮脂、垢など汚れが混ざり合って酸化することでにおいが発生してしまいます。
また、生理中ににおいが気になってしまうというケースも多いのですが、それは経血が空気に触れて酸化する際に雑菌の増加を助けてしまうからです。
生理中のナプキンやタンポンのヒモなどによる接触や経血による蒸れなども原因となります。
体臭が原因のにおい
すそわきが(外陰部臭症)というものが原因になっている可能性があります。
一般的なワキガと同じく、体質によってにおいが発生してしまっているケースです。
遺伝的な要素が影響することも多いので、もともとワキガ体質だったり家族にワキガの人がいる場合には、すそわきがの可能性が高いと思います。
また、偏った食習慣や日々のストレス、疲れ、睡眠不足によってもにおいが強くなると言われています。
感染が原因のにおい
感染症が原因で普段とは違った嫌なにおいが発生しているかもしれません。
膣には自浄作用があるのですが、さまざまな理由で自浄作用の機能が低下してしまうことがあります。
たとえば、生活習慣の乱れや間違った日々のケアなどが挙げられます。
膣内の自浄作用が弱まると、雑菌の増殖を抑えられずに炎症が起こったり、感染症にかかりやすくなるリスクががります。
おりものやデリケートゾーンから腐ったようなにおいがする場合には「細菌性膣症」も考えられます。
おりもののにおい対策4選
おりものやデリケートゾーンのにおいの原因をご紹介してきました。
もともとの体質以外にも、対策をすることでにおいを防ぐことができるので、対処法について解説したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
デリケードゾーンを清潔に保つ
においの原因になる雑菌の繁殖を防ぐために、清潔に保つことが重要です。
清潔に保つためには「天然素材の下着」がおすすめです。
通気性、吸湿性、放湿性に優れているため、汗をかいたり蒸れたりといった、雑菌が繁殖しないように対策できます。
通気性の悪い下着を着用している、という方は下着選びの際にぜひ参考にしてみてくださいね。
生理中は、経血が酸化してにおいが出やすいので、こまめにナプキンを変えると良いですよ。
また、皮脂や汚れが残ってしまわないように、毎日の丁寧なケアでにおいを予防しましょう。
正しい洗い方については、詳しくはこちらの記事をご確認ください。
生活習慣の見直しをする
肉類や油の多い食材など刺激物の多い食べ物ばかりを摂っていると、体臭として嫌なにおいが出ると言われています。
水分をあまり取らない場合もにおいがきつくなる原因と考えられています。
野菜や海藻類を積極的に摂取するようにして、肉や油の多い食事を控えることをおすすめします。
ほかにも、免疫力の低下によって膣内環境が悪化してにおいが出ることもあります。
風邪、不眠、疲れ、ストレスなどは免疫力の低下を招きますので、質の良い睡眠を取ってストレスを溜めないような生活習慣を心がけましょう。
病院に行く
女性の身体はとても繊細です。産婦人科で定期的に診察を受けることをおすすめします。
信頼できる相談相手がいることで、自分では大したことない、と思っていた小さな悩みから隠れた病気を見つけることもできるでしょう。
自分の身体に普段と違う、嫌な悩みが出てきたら迷わず医療機関に相談してくださいね。
まとめ
おりもののにおいの原因や対処法について解説してきました。
正常な状態でもにおいがあるものですが、いつもと違ったり、嫌なにおいを感じるようでしたらご紹介した対策方法をぜひ試してみてくださいね。
膣向上委員会®は、膣を若返らせるマッサージや体操、入浴方法などについてオンラインを主体としたプログラムを提供しています。
膣に悩みを抱える女性は、是非お気軽にご相談ください。