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膣の炎症とは?膣炎の種類と予防や対処法も解説

こんにちは!膣の悩みを解決する膣向上委員会®の増田です。

なかなか人には相談しにくい陰部の悩みですが、実は多くの人が抱えている悩みです。

今回は「膣炎とは」「膣炎の種類」を解説していきます。

痛み・かゆみ・外陰部の赤み・おりものの異常などの症状が現れますが、適切な衛生習慣を実践することで予防や緩和できることもあるため、「膣炎の予防と対処法」も無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

膣の炎症とは?膣炎の種類と予防や対処法も解説
目次

膣炎とは

膣炎とは、名前の通り「膣に炎症が起きている状態」を膣炎と言い、主に成人女性によくみられる症状ですが、まれに幼児や高齢者でも発症することがあります。

膣の粘膜に炎症が起こることによって、痛み・かゆみ・外陰部の赤み・おりものの異常などの症状が現れますが、少しの違和感がある場合でも膣炎になっている可能性があります。

膣炎といっても、種類も原因も様々で、抵抗力が弱った場合や、性行為などで菌が感染した場合、不規則な生活習慣など、膣炎になり得る要因はたくさんあります。

また、日常生活できつい下着で下半身を締め付けている・生理用ナプキンやおりものシートを長時間替えない・シャワーやビデなどで洗いすぎるなど、これらが膣炎のきっかけになる場合もあります。

膣炎の種類

膣炎といっても、細菌性膣炎・萎縮性膣炎・カンジダ膣炎・トリコモナス膣炎など何種類もあり、それぞれ原因が異なります。

膣炎の種類(抜粋)
  • 細菌性膣炎(非特異性膣炎)
  • 萎縮性膣炎(老人性膣炎)
  • カンジダ膣炎
  • トリコモナス膣炎

細菌性膣炎(非特異性膣炎)

細菌性膣炎とは、おりもの検査でカンジダ・トリコモナス・クラミジア・淋菌など特定の病原菌が検出されず、大腸菌・ブドウ球菌・連鎖球菌など、皮膚や膣内にいる一般的な細菌によって起こる炎症です。

主におりものに症状が出るのが特徴で、量が増える・悪臭がする・色が黄緑色や灰色になる・さらさらとしたおりものになるなどがあります。

また、外陰部のかゆみ・赤み・腫れや、排尿時に痛みを感じることもあり、炎症がひどくなると出血することもあります。

細菌性膣炎は、ストレスや過労などにより、身体の免疫力低下によって膣内の細菌バランスが不安定になった場合や、膣内の洗いすぎなどが原因で起こりやすい病気です。

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

萎縮性膣炎とは、閉経などにより女性ホルモンであるエストロゲンの減少が原因で、膣の潤いがなくなりただれたり、膣や外陰部に炎症が起こる疾患です。

膣粘膜上皮の細胞が減少し萎縮したり、膣壁からの分泌物や子宮頸管粘液分泌も減少し、膣の潤いがなくなり乾燥や違和感を引き起こします。

おりものが黄色くなる・おりものの量が増える・膣のうるおいや伸縮性の低下により少ない刺激にも傷つきやすくなり、出血する場合もあります。

また、乾燥しやすい状態なため、中には性交時の痛みが出現することもあります。

カンジダ膣炎

カンジダ膣炎は、膣カンジダ症ともいい、真菌(カビ)による膣炎です。

この真菌は、普段から体内に住んでおり、病気・疲労・妊娠・抗生物質の服用などで抵抗力が弱っていたり、ホルモンバランスが崩れたりすると増殖し、炎症を起こします。

また、性交時に相手がカンジダに感染している場合、そこから感染することもあります。

激しいかゆみや痛み・外陰部の腫れ・カッテージチーズのような形状のおりもの・おりものの量が増えるなどの症状が現れます。

トリコモナス膣炎

トリコモナス膣炎は、膣トリコモナス原虫が原因で起こる疾患です。

性行為による感染が主ですが、タオル・下着・便器・浴槽の共有での感染の可能性もあり、性行為を経験したことのない男女や子どもにも感染する可能性もあります。

おりものの状態は、増える・悪臭がする・黄緑色になるなどがあり、外陰部には強いかゆみ・刺激感・赤くただれるなどの症状が現れます。

また、排尿時や性交時の痛みや、トイレが近くなるなどの症状が出る場合もあります。

感染しても半数近くの人が無症状のため気づかないことが多いですが、流産や不妊の原因になる可能性もあります。

膣炎の予防と対処法

膣炎の予防と対処法

膣炎を予防するためには、適切な衛生習慣を実践することが重要なため、体調管理に気をつけ、身の回りを清潔にすることと、栄養をバランスよく摂るようにしましょう。

近年、若い女性に多くなっている膣炎は、一般的には危険な病気ではありませんが、異常を感じたら婦人科を受診し、相談しましょう。

また、性行為で感染した可能性のある膣炎では、パートナーも一緒に治療しなくてはなりません。

膣を清潔に保つ

膣を清潔に保つために、膣内部の洗浄は行わず、外陰部をぬるま湯で洗浄しましょう。

基本的にはぬるま湯で洗うだけで十分ですが、石鹸で洗いたい場合はデリケートゾーン専用のものでたっぷりの泡を作り、指の腹を使って優しく洗い、ぬるま湯で完全に洗い流すことも大切です。

シャワーやビデなどで洗いすぎることも、膣炎のきっかけになる場合もあるので注意が必要です。

また、女性用衛生スプレーや入浴剤・香料入りトイレットペーパー・柔軟剤などの化学物質によってもかぶれてしまうこともあるので、なるべく避けましょう。

通気性をよくする

締め付けのあるジーンズや・ショーツ・ストッキングなどによって蒸れてしまうため、通気性のない衣服や下着などは避けましょう。

また、生理用品やおりものシートも蒸れの原因となるため、こまめに交換しましょう。

タンポンは膣壁を傷つけてしまう場合もあるので、適切なサイズと吸収力を選び、使用してください。

生理の最初から最後までのタンポンの使用は避けましょう。

免疫力を高める

ストレスや過労などにより、身体の免疫力低下によって膣内の細菌バランスが不安定になり、膣炎が起きる場合があるため、免疫力を高めることで、感染症から身を守ることができます。

バランスの取れた食事を摂る・適度な運動を心がける・十分な睡眠をとる・ストレスを溜めないように心がけることが免疫力の向上に役立ちます。

まとめ

膣炎には、細菌性膣炎・萎縮性膣炎・カンジダ膣炎・トリコモナス膣炎など何種類もあり、それぞれ原因が異なります。

膣炎を予防するためには、適切な衛生習慣を実践することが重要なため、膣を清潔に保つ・通気性をよくする・免疫力を高めるなど、体調管理に気をつけ、身の回りを清潔にしましょう。

膣炎は、再発する可能性があるため、症状がよくなったからと安心せず、「膣炎の予防と対処法」を日々心がけることが大切です。

膣向上委員会®は、膣を若返らせるマッサージや体操、入浴方法などについてオンラインを主体としたプログラムを提供しています。

膣に悩みを抱える女性は、是非お気軽にご相談ください。

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