こんにちは!膣の悩みを解決する膣向上委員会®の増田です。
10組に1組の夫婦が不妊症であるといわれており、その原因はさまざまですが、日常生活や生活習慣が妊娠を妨げている可能性もあります。
そこで今回は、妊娠しにくい人の特徴と原因について解説します。
ホルモンバランスを整えることがとても大切なため、「妊娠しやすい体作り」を無理のない範囲で日常に取り入れてみてくださいね。
妊娠しにくい人の特徴と原因
妊娠を望む健康な男女が、避妊をせずに性生活を送っているにもかかわらず、1年以上妊娠しにくい状態が続いた時を、一般的に「不妊」と考えます。
妊娠しにくい人の特徴や原因は、次のようなものがあげられます。
- 加齢
- 不規則な生活習慣
- 喫煙やアルコールの過剰摂取
- 性感染症や骨盤腹膜炎の経験がある
- 月経異常
加齢
女性は、加齢による卵子の質の低下により、妊娠率の減少は30歳頃から徐々に始まり、35歳を過ぎると加速し、40歳を過ぎると急速に低下していきます。
卵巣には多数の卵胞があり、その中に卵が含まれていますが、この卵胞は新しく作られることはなく、加齢に伴い数が減少していき、閉経時には0に近い状態となります。
卵胞数が低下することにより、妊娠するための力(妊孕性)も低下し、月経周期が不規則となり、健全な卵を排出させることが難しくなっていきます。
不規則な生活習慣
卵子は、ストレスや無理なダイエット、不規則な生活習慣などで、衰えが加速すると考えられています。
月経が不規則になる・無月経・代謝異常から無排卵になるなど、不規則な生活習慣や偏った食生活は、排卵障害の原因に繋がります。
喫煙やアルコールの過剰摂取
喫煙やアルコールの過剰摂取なども、不妊の原因になることがあります。
欧米では数多くの研究がされていますが、飲酒量が適量以上の場合、そうでない場合に比べて妊娠率が約半分に下がった、毎日飲酒する場合、流産の可能性が約2.5倍以上になったという結果があります。
また、喫煙は女性の卵子の質や数量の低下・子宮内膜の状態の悪化や、受精卵の着床や胎児の成長にも影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。
性感染症や骨盤腹膜炎の経験がある
クラミジア感染症や淋菌感染症にかかったことがある方、骨盤腹膜炎を起こしたことのある方は、卵管が閉鎖したり、子宮内に精子が入りにくいなど、不妊の原因になる場合があります。
特に急増しているクラミジア感染症は、無症状のうちに卵管がふさがってしまうこともあります。
月経異常
重い生理痛や月経期間の異常・月経量の異常は、子宮内膜症や子宮筋腫によるものかもしれません。
子宮内膜症や子宮筋腫の場合、不妊のリスクが高まります。
子宮内膜症は20~30代の女性に多い病気で、とくに、子宮内膜症によるチョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)がある場合には、卵子の老化が年齢よりも進む可能性があります。
妊娠しやすい体の作り方
栄養バランスの良い食事と適度な運動・十分な睡眠を心がけ、喫煙や過度の飲酒は避けるようにしましょう。
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、ホルモンの分泌が低下してしまうため、無理のない範囲で、少しずつ生活習慣を整えていくことが大事です。
- バランスの良い食事を心がける
- 適度な運動をする
- ストレスを緩和する
- 男性の場合
バランスの良い食事を心がける
不足しがちな葉酸・鉄・カルシウムを積極的に摂るようにしましょう。
また、生殖機能に関わる栄養素として摂取したいのは、牡蠣・レバー・枝豆などに含まれている亜鉛です。
タンパク質もしっかり摂取したいので、お肉や大豆製品から摂りましょう。
ビタミン・ミネラルなどもバランスよく摂取し、健康的な食生活をすることは、妊娠しやすい身体を作るだけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。
適度な運動をする
適度な運動は、妊娠しやすい身体を作る要素の1つで、血流を促進させてホルモンバランスを整える助けとなります。
しかし、過度な運動は逆効果となるため、ヨガやウォーキング・水泳・ストレッチなど、適度な運動を少しずつルーティンに取り入れましょう。
ストレスを緩和する
ストレスや疲労により脳からのホルモンの指令が乱れると、ホルモンの分泌が低下します。
この指令を出す脳の視床下部や脳下垂体は、とてもデリケートなため、ストレスによる影響を受けやすい傾向があります。
深呼吸をしたり、瞑想・ヨガの実践や、良質な睡眠をとるなど、なるべくリラックスして過ごすように心がけることで身体と心のバランスを整えます。
十分な休養をとるとともに、心地よい環境や趣味を楽しんだりすることも、ストレス解消に役立ちます。
男性の場合
バランスの良い食事・適度な運動・十分な睡眠などに加え、ストレスを発散できる時間を持つようにし、十分な休息をとって疲労を溜めないようにしましょう。
喫煙や過度なアルコール摂取は、精子数の減少や勃起不全につながるため、注意が必要です。
また、精子は熱に弱いことから、長時間の入浴やサウナは控えましょう。
まとめ
妊娠しにくい人の特徴と原因には、加齢・不規則な生活習慣・喫煙やアルコールの過剰摂取・性感染症や骨盤腹膜炎の経験がある・月経異常などがあげられます。
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、ホルモンの分泌が低下してしまうため、無理のない範囲で、少しずつ生活習慣を整えていくことが大事です。
ホルモンバランスが整っていることが、妊娠しやすい体質に欠かせない1番の条件ですので、是非「妊娠しやすい身体の作り方」を取り入れてみてくださいね。
膣向上委員会®は、膣を若返らせるマッサージや体操、入浴方法などについてオンラインを主体としたプログラムを提供しています。
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